ビタミンB1は、炭水化物(糖質）をエネルギーに変えて、疲労物質の乳酸代謝を促進する働きを持っているため、新陳代謝が促進されて血行が改善し、疲労回復などに欠かせない成分です。にんにく注射は、このビタミンB1を主成分にしています。注射による投与ですので、即効性があります。疲労回復以外にも、肩こりや肌荒れの解消効果も期待できます。ビタミンB1はにんにくの主成分で、投与された際にご本人の鼻腔で短時間にんにくの臭いがするため、にんにく注射と呼ばれています。なお、ビタミンB1に、ビタミンB2・ビタミンC・カルシウム・マグネシウムなども配合した総合ビタミン注射も可能です。

プラセンタは誕生まで胎児を育む胎盤のことで、大量のアミノ酸やミネラル、成長因子が含まれています。プラセンタ注射では、ヒト胎盤を精製したエキスを皮下注射します。プラセンタの投与によって、ホルモンバランスや自律神経が整うため、更年期障害の治療に長く使われてきました。近年になって抗アレルギー作用、活性酸素除去、免疫力向上などの幅広い効果がわかってきたため、疲労回復や体質改善、アンチエイジングや美容などの分野でも幅広く用いられています。

当院では、バイアグラやレビトラ、シアリス、ザルティアなどのED(勃起不全症）治療薬を処方します。処方の際には、心電図や血液検査が必要となることがあります。半年以内に受けた健康診断などの結果がある場合には、医師の判断によって検査が不要になることもあるため、お持ちでしたらご持参ください。
ED治療薬には服用の禁忌や注意事項があります。併用禁忌あるいは併用注意の薬には、狭心症や不整脈の治療薬、血圧降下剤など服用している方の多い薬剤もありますので、お飲みのお薬があれば、お薬手帳をお持ち下さい。また、心血管系障害や、重度の肝機能障害、脳梗塞・脳出血・心筋梗塞の既往症がある場合には処方ができません。必ず医師の診察を受けて適切な服用を行うようにしてください。

当院のAGA(男性型脱毛症）治療では、進行を遅延させるザガーロ（一般名：デュタステリド）を処方しています。ご希望される方はご相談ください。初診時に血液検査が必要となることがありますが、半年以内に受けた血液検査の結果をご持参いただいた場合には、新規の検査が省略できます。 ザガーロ（一般名：デュタステリド）は、プロペシア（一般名：フィナステリド）に続いて2015年9月に厚生労働省から認可され、2016年6月より日本国内でも処方可能となったAGA(男性型脱毛症)治療の内服薬です。円形脱毛症や、びまん性脱毛、抗がん剤による脱毛に効果は認められておりません。 ザガーロの成分は前立腺肥大に適応があり、前立腺ガンの腫瘍マーカーであるPSA値を下げる性質があるため、PSA値が正確に出ない恐れがあります。また、ザガーロ服用中の方は輸血ができません。献血や輸血をする場合はザガーロの服用中止から、少なくとも1か月間以上は間隔をあけてください。 通常、ザガーロ投与を始めてから効果が見られるまでに半年間ほど必要です。 健康な20歳以上の男性が服用する際の、前立腺への影響などを考慮した最小有効量0.1mgが標準用量です。0.1mgと0.5mgとの間に副作用の差がないとされています。 およそザガーロ0.1mgとプロペシア1.0mgがほぼ同等の発毛効果ですあり、ザガーロ0.5mgとプロペシア1.0mgでは、統計学的にザガーロ0.5mgの方が発毛・育毛効果が高いとされています。