腹部膨満

腹部膨満

お腹が張って苦しい、腹部膨満などの症状が続いている場合、重篤な疾患が潜んでいることがあるので早めに消化器内科を受診しましょう。
腹部膨満の症状がお腹全体なのかお腹の一部分だけなど局所的に起こっているのかで、以下のように分けられます。

腹部全体に広がる腹部膨満

鼓腸

ガスがお腹の中に溜まっている状態です。腸閉塞、便秘、消化管穿孔などの疾患が原因で症状が起こっている可能性があります。
疾患以外では、発酵性食品の摂取、αグルコシダーゼ阻害薬の服用(糖尿病の治療で用いられるお薬)でもみられます。

腹水

腹腔内に水が溜まっている状態です。肝硬変、心不全、腹膜炎、悪性腫瘍、低蛋白血症、低栄養状態などの疾患で症状が起こっている可能性があります。

その他、妊娠、肥満、腹部腫瘤などによって症状が現れている場合があります。

局所的に起こる膨満

主に以下の原因によって局所的に腹部膨満が起こります。

  • 肝腫大(癌や肝炎など)
  • 胆嚢腫大
  • 胃癌
  • 膵癌
  • 脾腫
  • 腹部大動脈瘤
  • 臍ヘルニア
  • 妊娠
  • 子宮筋腫

腹部膨満の診断

まずは問診で症状をお伺いしていきます。その後、必要に応じて腹部超音波検査を行い、腹水やガス、腫瘤などを調べます。
おへそのあたりに拍動を伴うこぶが見られる場合、腹部大動脈瘤の可能性があります。
妊娠の有無、採血、レントゲン検査など必要に応じて行い症状の原因を調べます。

治療法

症状の原因を調べて、適切な治療を行っていきます。心不全や肝硬変の場合は、食事指導や利尿剤による薬物療法、腹水ドレナージなどの治療から症状の改善を図ります。
慢性的な便秘によって症状がでている場合、お薬による便秘の改善と排便コントロール、生活習慣の改善などを行います。
急な症状とともに腹痛や発熱を伴う場合は、がんや腸閉塞が疑われます。必要に応じて、提携医療機関を紹介させていただく場合があります。

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